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【ゲーム依存症は治せる?】陥ってしまう原因と改善法

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皆さんの周りにゲーム依存に陥ってる人はいませんか?


厚生労働省の発表では、男性の約3%女性の約1%がゲーム依存に陥っている(人口約100万人)というデータが出ています。


全年齢を含んだ割合であるがゆえに、ゲームを行う機会が多い30代までの若年層に限ればこの数字よりもかなり高い割合となるので、皆さんの周りにも依存症やその予備軍の人がいるかもしれません。


ゲーム依存に陥ると、日常生活に様々な悪影響を及ぼします。


彼らはなぜそれほどまでにゲーム依存してしまうのでしょうか?


この記事では、そんなゲーム依存に陥ってしまう原因と改善法について解説していきたいと思います。


目次

ゲーム依存に陥ってしまう原因



ゲーム依存に陥ってしまう原因は、決して一つではありません。


複数ある原因が絡まり合うことで、より強い依存状態が出来上がってしまうのです。


ドーパミンレセプター(受容体)が減少してしまうから



脳の報酬回路において重要な役割を果たしているドーパミンを受けるレセプター(受容体)が、ゲームを長時間行うことで減少してしまいます。


これは薬物依存と全く同じ仕組みで、かなり依存度が高いので、すぐに改善できるものではないのです。

親の無関心や過度なコントロールをされるから



子供がゲームをしていると、親としてはとても楽になるものです。


大人しく1時間でも2時間でもじっとしていてくれるので、家事などのやるべきことがはかどります。


大人しいから助かるという心理で、子供のゲームに対して放置してしまうことで、徐々にゲームへの依存度を強めていってしまうのです。


また、ゲームばっかりやってはダメでしょ!というように過度に叱ることも逆効果になってしまう可能性があります。


人間には、禁止にされたり妨害されると余計に欲求が高まってしまうカリギュラ効果という心理作用が出てしまう傾向にあります。

オンラインで他者と繋がっている感を味わえるから



近年のゲームは一昔前と違いオンラインで他者とつながりながらゲームをすることができます。


家で1人でゲームをしていたとしても、友人とつながっていられるのです。


また、友人だけでなく、世界中の人といつでも繋がることができ、ゲームを通じて仲良くなるといったことも頻繁にあります。


1人じゃないという感覚とその楽しさが、ゲーム依存を深める大きな原因となっているのです。

ゲーム依存に陥ってしまうとどんな悪影響がおこる?



ゲーム依存になることが「良くない」ということは、本人たちも自覚していることが多かったりします。


しかし、実際には抜け出すどころかさらに依存度を深め、多くの弊害が生じていってしまうのです。


・睡眠時間の減少と質の低下

・食事習慣への悪影響

・眼精疲労

・運動不足

・イライラ感が増す

・現実の人間とのコミュニケーションが上手く取れなくなる

・知識不足


このように、ゲーム依存は実に多くの弊害が起こってしまいます。


ゲームには物語に没頭して仮想体験ができる成功体験や達成感を味わえる」「発想力や論理的思考が身に付くといったメリットがあるのも確かです。

しかし、やはりやり過ぎてしまうと現実世界の場面に悪影響を及ぼしてしまうのです。

ゲーム依存に陥ってしまった時の改善法



それでは、ゲーム依存に陥ってしまった場合、どのような改善法を実施すべきなのでしょうか?


考えられる改善法としては、以下のようなことが挙げられます。

ゲーム時間を減らしたときに褒められたり達成感を味わう環境とつくる



ゲーム依存改善するためには、やはり本人だけでなく家族や友人など周囲の協力が非常に重要となります。


人は他者に褒められたり達成感を味わうことができると、自己肯定感を高められ感情を自分でコントロールできるようになっていきます。


いつもよりも短い時間でゲームを辞められたら褒めてあげたり、無理のない目標を立ててクリアさせて達成感を味わってもらうといった方法がとても効果的なのです。


いきなりゲーム時間をゼロにするのではなく、徐々に減らしていくという方法が効果的だと言えるでしょう。


物理的にできない時間を作る



ゲーム依存に陥っている本人が「このままではマズい」と自覚しているのであれば、「物理的にゲームを遠ざける」という手段も有効です。


本人が時間を決め、家族にゲームを預けたり、自分で設定した時間内は開けることができない「タイムロッキングコンテナ」というボックスを購入して使用することで物理的にゲームができなくなります。


ポイントは「本人が時間を決める」ということです。


他者から押し付けられたのではなく、自分の意思でゲームから離れたわけですから、我慢もしやすくなるはずです。

まとめ


今回は、「ゲーム依存に陥ってしまう原因と改善法」について解説してきました。



・ドーパミンレセプター(受容体)が減少してしまうから

・親の無関心や過度なコントロールをされるから

・オンラインで他者とつながっている感を味わえるから



このような原因によって現代ではゲーム依存者が増えています。


もしも「ゲーム依存かな?」と自覚がある場合や、家族や友人がゲーム依存に陥っている際は、是非ここで挙げた改善法を実践してみてはいかがでしょうか?

 

 

 

 

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