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【ロードレイジ】車の運転で人の性格が変わってしまう心理とは?

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近年ニュースなどで取り上げられることがとても多くなった「あおり運転」ですが、それ以外にも危険な運転はいくつも存在します。ウインカーを出さずに車線変更をしたり、一般道であるにもかかわらず猛スピードを出したりなど、街中を走っていると見かけますよね。彼らはいったいなぜ危険な運転を当たり前のように行ってしまうのでしょうか?



普段は攻撃的な性格でないにもかかわらず、車の運転中になぜか攻撃的な性格になってしまう人も多かったりしますよね。
アメリカでは、そういった危険運転をするドライバーを「ロードレイジ」と呼んでいますが、日本にも多くのロードレイジが存在します。



この記事では、そんな「車の運転で人の性格が変わってしまう心理」について解説していきたいと思います。


目次

ロードレイジとは


ロードレイジとは、あおり運転などの危険運転を行う人の事です。冒頭で挙げた後ろで左右に車を揺らすあおり運転はもちろん、強引な割り込みやクラクションを鳴らす行為、車間距離が近い、猛スピードで追い越すといった運転がロードレイジの特徴です。その誰もが非常に攻撃的な性格で、カッとなって相手に付き合ってしまうと大きな事故や事件に繋がることもあったりします。

なぜロードレイジになってしまうのか?



日本では、年間1万人以上があおり運転で摘発されています。この数値は高速道路上のあおり運転の取り締まり件数なので、実際にはその何倍もあおり運転をする人がいると推測できます。いったいなぜこれほどまでにロードレイジは多いのでしょうか?
ロードレイジの心理を考えてみましょう。


レース感覚で運転をしている



一般道においても高速道路においても、法定速度が決まっているので、常識的に考えればその決められた速度を大幅に超えるようなスピードは出しません。しがし、道路をレース感覚で運転する心理の人が実際に存在します。 視界の中に入っている道路と、前を走る他の車を見て、いかに上手に交わして前に行くかを考えながら運転をしているのです。 まさに「ゲーム感覚」で運転をしているわけです。それゆえに、法定速度で走っている車や常識的なスピードを走っている車に対して「遅い車だな。どいてくれよ」と嫌悪感を感じてしまい、あおり運転などを行ってしまうのです。


目的地まで急いで運転をしている



仕事などで急いで目的地に着きたいと思っている心理の人も、ロードレイジになりやすいといえます。一分一秒でも早く目的地に向かいたいという思いから、前を走る車を無理矢理追い越そうとしたり、ありえないくらいのスピードを出してしまうのです。


車の運転は「ドレス効果」が生まれやすい




ここまで挙げた人たちは、最初から運転に対する価値観が正常ではないケースがほとんどですが、ロードレイジには「普段はおとなしい性格なのに運転の時だけ性格が変わる」という人たちも結構な割合で存在します。このような人たちが攻撃的な心理になってしまう要因としては、「ドレス効果」に陥ってしまっているからと判断できます。


ドレス効果とは、特別な環境にいたり身にまとった際に「」が大きくなる心理現象です。


例えば、空手の胴着を着たり、ボクシンググローブを付けたりすると自分が強くなったように思えますが、それがまさに「ドレス効果」なのです。警察官や消防隊員が勇敢な行動がとれるのも、制服を身にまとうことで、「強い職業である」というドレス効果の影響もあります。 他の人よりも良い車(高級車)に乗っていたり、大型トラックなどを運転する人にロードレイジが多いのは、まさにこのドレス効果が関係しているのです。


あおり運転だと勘違いされるケースも多々あり




車を運転していると、やたらと車間距離を詰めて運転する人がいたりします。その中には、ロードレイジではない状態のひともいたりするのです。彼らは、他の人と同じように安全運転をしていると思っているのですが、無自覚で前の車が急ブレーキを踏んだら絶対に衝突してしまう車間距離で運転してしまうのです。


一般道では、「速度-15」の距離、高速道路では速度分の距離を空けるのが適切であるといわれています。一般的な感覚では、前の車と自分の車の間に必ず道路が見えるくらいは空けるという感覚だと言えます。(信号待ちなどの停止時も1メートル以内まで詰めてしまう)


車は走る凶器であることを自覚する


あおり運転危険運転をしたがために事故を起こしてしまったり、場合によっては歩行者や自転車を轢いてしまったり相手の車と衝突してしまい命を奪ってしまうケースもあります。車は走る凶器であることをしっかりと理解することがとても重要です。

まとめ


今回は「車の運転で人の性格が変わってしまう心理」について解説してきました。これまでにレース感覚で運転したことがある人や、目的地まで急いで運転をして危険な運転をしてしまった人、そして車に乗ったことによって気が大きくなってしまったことがある人は、ぜひ「車は走る凶器である」を言うことを自覚して運転するようしましょう。



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