ブレイキングダウンとは
ブレイキングダウンは2021年に始まった1分最強を決める、1ラウンド1分のアマチュア格闘技大会です。
ブレイキングダウンが生まれたキッカケは、朝倉未来さんが自身のYoutubeチャンネルで、メンバー同士の1分間のスパーリングを行った際に「1分間の大会をやったら面白いのではないか」という発想からでした。
その後Youtubeでの、超人気格闘漫画『グラップラー刃牙』の作者の板垣さんとの対談で「路上で闘った場合の一番強い格闘技は何か?」「街の喧嘩は止められたり警察が来たりして、早くて10秒か1分以内なので、相撲かボクシングまたはキックボクシングではないか」という話から、「1分最強は男のロマン」だと感じた未来さんは朝倉兄弟の恩人であり所属ジムのオーナーの堀さんに考えを伝え、2人で構想を練っていきました。
構想に、F1チームのスクーデリア・フェラーリの日本唯一のスポンサーでもある『レディオブック』のYUGOさんが賛同し、大会アドバイザーに朝倉未来さん、朝倉海さん、前述の堀さんを据えて、『既存の格闘技・格闘家のイメージを壊し続ける=ブレイキングダウン』として始まります。
総合格闘技のプロ選手として3試合未満であれば、誰でも出場可能なことから、
相撲・ボクシング・日本武術など、あらゆる格闘技のプロ同士が闘いが見れることや、
格闘技人口を増やし、RIZINや世界で戦える選手の発掘も目的としています。
ブレイキングダウンのルール
1分1ラウンド制。
判定でも決着がつかない場合は30秒の延長ラウンドを行います(インターバルなし)。
グラウンド状態で10秒以上経過した場合は、スタンド状態での再開となるため、お互い見合うような膠着状態は、ほぼ生まれません。
勝利するために常に自ら攻撃を仕掛け、相手よりもダメージを与える必要があります。
第0回大会
2021年2月、ブレイキングダウン発足の記者会見と同日に、3試合が実験的に行われました。
朝倉未来チャンネルメンバーの吉田君や、筋肉系人気 Youtuberのぷろたんなどが出場し、全員格闘技未経験にもかかわらず、予想以上の一歩も引かない闘いを見せ、
プロの試合には無い、1分の試合の魅力と可能性を感じさせました。
第1回大会
待望の第1回大会は2021年7月に開催され、今大会よりABEMA TVで全試合生中継されるようになりました。
元K-1選手やテコンドー・合気道・伝統派空手・合気柔術など、様々な格闘技の選手が集まり、全20試合、内オーバーエイジ枠5試合が行われました。
注目された、炎上系Youtuberシバターと、痛みを感じない?ロシアの格闘技システマを使う芸人みなみかわさんの試合や、メインの元UFCファイターの菊野選手と、40kg以上思い力士と対戦は注目されます。
大会を通して、緊張からか見合ってしまう試合もありますが、派手な打ち合いからの秒殺KOや、今後が楽しみな選手も現れ、次回以降にも期待と可能性を感じさせる大会となりました。
第2回大会
2021年9月に開催された第2回大会は、1回大会後の視聴者の意見を参考にルール変更として、サブミッションでタップアウトが見込まれる場合、レフェリーが「キャッチ」をコールし、グラウンドの状態が更に10秒継続されること。
また、立ち技のみのルール『スタンディングバウト』が追加されました。
全26試合が行われ、1回大会で注目された選手やプロレスラー、元アウトサイダー選手などが出場し、出場者のレベルも上がって白熱の試合が続き、前回大会以上の盛り上がりをみせます。
見所は、未来さんが「入場から試合後のマイクまで一つの作品」と評した瓜田さんの試合や、元パンクラス王者と元幕内力士との、実力者同士の緊張感のある闘いです。
第3回大会
2021年11月の第3回大会では、ブレーキングダウンのスター選手を発掘するため、
無名の選手を中心に選考し、また大会初のワンデイトーナメントが開催されます。
格闘技経験が少ない選手が勝利したり、序盤からリスク度外視の殴り合いが多く見られ、大会を重ねるごとに、試合の面白さが洗練されていました。
トーナメントでは、過去出場者同士の闘いでストーリー性も生まれ、今後の大会の中心となるような選手が出てきます。
第4回大会
2022年3月の第4回大会は選手の人生にもフォーカスし、Youtubeで公開された参加オーディションは再生数が1500万回を超え、強烈なキャラや野心を持った応募者たち同士の乱闘などは、反響を呼びました。
同じABEMAで放送された『朝倉未来にストリートファイトで勝ったら1000万円』で有名になった、久保田さんや後藤さん、モハンドラゴンさんなども今大会から参戦し、注目度の高い試合が並びます。
今回初めて出場し、注目された選手の今後も気になりますが、個人的には今回も圧倒的な勝利を見せ、未来さんに東京に来ることを誘われていた20歳の安井飛馬さんがどのようになっていくかが、かなり楽しみです。
ブレイキングダウンの楽しみ方
素人なので、どこのだれかわからない人が多いのですが、色んなトラブルが起こるオーディションから見ることで面白さが跳ね上がります。
まとめ
まだ始まったばかりのブレイキングダウンですが、大会を重ねるごとに魅力が増していき、大会発の注目の選手も生まれており、世間の注目度も上がってきています。
今後どのような大会になっていくのか、格闘技界をどのように変えていくのかは、まだ誰にも分かりませんが、今のうちから見ていって損はないと思います。
1分のアマチュアの試合なんて面白くないでしょ?と言う方も1分でしか味わえない魅力に気づいてもらえるかもしれません。
回数を重ねるごとに面白くなっていくBREAKING DOWNに乞うご期待!