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朝倉未来 【アウトサイダー】実績と戦績まとめ

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日本最大の格闘大会RIZINのメインを何度も務め、今や日本総合格闘技のトップファイターの朝倉未来さん。

 

RIZINに出場するようなり、トップファイターへ上り詰めていったきっかけは、当時格闘技界で注目された、THE OUTSIDER(以降アウトサイダー)で初の2階級で王者になり、圧倒的な格闘センスとスター性から、注目されるようになったことでした。

 

目次

アウトサイダーとは

アウトサイダーは、新日本プロレスやUWF・リングスなどで、日本総合格闘技の礎を築いた前田日明さんが、格闘技を通じた不良たちの更生、またアマチュアやセミプロの育成を目的として、2008年に立ち上げた総合格闘技大会です。

 

立ち上げ当時は2007年にPRIDEが消滅し、地上波での放送も少なくなったことから総合格闘技の人気が低下していましたが、競技性重視の今までの大会とは全く異なり、暴走族チーマーギャングのリーダー医者弁護士放送作家などが闘う姿は真新しく、徐々にカルト的な人気を集めていきます。

 

負けた選手の仲間が大勢でリングに乱入したり、会場で乱闘が何度も発生するなど、良い意味でも悪い意味でも世間に注目されます。

 

参加していた選手のレベルは高く、現在RIZINで活躍している朝倉兄弟白川陸斗選手、金太郎選手を始め、他格闘団体やプロボクサーなどへ活動の場を移した選手も多数います。

 

ちなみにYoutuberになる前のシバターも参戦しています。

アウトサイダーシバター

朝倉未来チャンネルの拓馬もアウトサイダー第29戦に出ています。

アウトサイダー拓馬

参戦のきっかけ

中高生のころの未来さんは『命をかけるような刺激が欲しい』と強い相手を探し求めて喧嘩の毎日を過ごし、1対1では負けたことが無く、地元で知られる存在になります。

 

暴走族との50対2の喧嘩でボコボコにやられたことから、やり返すために暴走族に入り更に無免許でバイクを乗り回していたところ、警察に逮捕され少年院へ。

 

少年院で、中学校からの大親友の岡君(現朝倉未来チャンネルメンバー)がアウトサイダーに出ると聞き、自分も出たいと思い、将来は格闘家を志すようになります。

 

出院後、岡君の家でアウトサイダーのDVDを見て、未来さんは『弱い。俺勝てるわ』と言い、すぐに岡君と一緒に、アウトサイダーに応募します。

 

当時は応募数も多く格闘技の実績も無かった為、一度は落選するも、総合格闘技のジムに通うようになり、地下格闘技を経験し、未来さんはアウトサイダーの選考を通過し出場が決まりました。

 

デビュー

2013年のデビュー時は全く無名だった未来さんですが、デビュー戦は1R1分であっさり一本勝ちすると、2試合目と3試合目も圧倒的な打撃でKOし、デビューから3連勝を飾ります。

 

同時にデビューした弟の朝倉海さんも、いきなり強豪選手と好勝負を繰り広げ、兄弟揃っての格闘センスと魅力的な試合で、朝倉兄弟として徐々に注目されていきます。

 

当初から自分の強さに対する自信と、プロになり格闘技界のトップに立つことを思い描いていた未来さんは、3戦目の試合後のリングで早くも、強さと人気を兼ね備え、Mr.アウトサイダーと呼ばれていた啓之輔選手への対戦を要求し試合が決まりますが、未来さんは練習中に拳を骨折し、試合は流れてしまいます。

 

啓之輔選手への挑戦

6ヵ月後の復帰戦では、未来さん曰く啓之輔選手より強く、プロ経験がありアウトサイダーでは圧倒していた樋口選手と対戦します。

 

スタンドでは互角以上の戦いを見せるも、樋口選手の得意な寝技に引き込まれ足を掴まれて、一本負けを喫してしまいます

 

ですが負けを結果だけで終わらせず、敗因と何が必要なのかを自ら冷静に分析し、経験を糧に変えていった未来さんは、更に強くなっていきます。

 

その後、現RIZINファイターの白川陸斗(当時はDark Rikuto)選手との壮絶な打ち合いを制して2連勝し、啓之輔選手が持つ65-70kg級のベルトへの挑戦権獲得トーナメントへ出場し、相手は強豪選手ばかりですが、啓之輔選手を倒すことしか見ていない未来さんは、一回戦・決勝の相手をKOでリングに沈めます。

アウトサイダー初の2階級王者

アウトサイダーでのデビューから2年半、10試合目でようやく実現した啓之輔選手とのタイトルマッチは、Mr.アウトサイダーVS新世代の超逸材で注目度も高く、異様な雰囲気の中で始まります。

未来さんは開始から一歩も引かずスタンドの打撃で攻め、主導権を掴もうと啓之輔選手も距離を詰めてきますが、その動きを予測してバックステップでかわし、カウンターを狙います。

 

啓之輔選手は効果的な攻撃を当てることが出来ず、踏み込んで右のキックを放ったところ、未来さんは狙っていた右フックのカウンターで倒し、何と1R2分35秒での決着となります。

 

憧れであり目標であった啓之輔選手を倒したリング上で、60-65kg王者でもあり、唯一負けている樋口選手をリングに呼び込み、次戦での対戦が決まります。

 

樋口選手とのリベンジマッチは序盤から未来さんが、樋口選手の動きを冷静に見ながら打撃でペースを掴み、グラウンドに引き込むも体を密着させ、関節を取られないよう落ち着いて対処していきます。

 

スタンドの展開に戻ると、狙いすました左ハイキックでダウンを取り、マウントからパンチを当て、樋口選手が体を反転させた瞬間に首を取り勝負が決まります。

 

またしても1Rでの完璧な勝利で、アウトサイダー初の2階級王者となり一気にアウトサイダーの中心に。

 

世間からの未来さんへの期待や人気も、飛躍的に高まります。

アウトサイダー卒業

目標の選手を倒して2階級を制覇し、既にアウトサイダーには敵はいないと未来さんは感じていましたが、65-70kg級の初防衛戦は、過去の王者だったRyo選手に決まります。

 

未来さんが序盤から打撃で圧倒し、カウンターでダウンを奪いますが、グラウンドで粘り強く戦うRyo選手が徐々に試合のペースを握り、ギロチンチョークを仕掛けると未来さんはタップしませんが、前田日明さんが主催者判断でタオルを投入し、一本負けとなります。

 

後日Ryo選手からの申し出で無効試合となり、お互い再戦を誓いますが、コンディション調整や怪我などでタイミングが合わず、再戦が叶うことはありませんでした

 

その後、未来さんは60-65kg級で防衛戦を行いますが、1Rで相手を失神KOし、既にアウトサイダーに納まる器ではないことを証明します。

 

未来さんの契約違反で、2階級のベルトは剥奪されますが(理由は他団体との契約や、未来さんと前田さんの確執など色々と言われていますが、詳細は明かされていません)、
既に次のステージを見据えていた未来さんは、アウトサイダーのリング上で卒業することを発表します。

 

アウトサイダーでは13戦11勝1負 1無効試の戦績を残しました。

 

まとめ

アウトサイダーは格闘技界の一時代を築き、未来さんはアウトサイダーで一つの歴史を作りました。

 

RIZINでの試合しか見たこと無い方は、アウトサイダーを見てみると、未来さんの強くなる過程やRIZINでの活躍に繋がるものを見ることが出来ると思います。

 

アウトサイダーの公式Youtubeチャンネルで全試合見られるので、是非見てみて下さい。

 

たまに何度か見返してみても、今とは違うギラギラ感と今に感じるスター性が、本当にカッコいいと思います。

 

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